PDCAサイクルが古い?OODAループと比較、PDCAとOODAの活用方法
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- デザイン
デザイナーのリュウイチです。
早速ですが皆さん…
最近どう?PDCA回してる?
回してますかぁ。いいですねぇ。Hi-Hi。
より良い質の仕事をしていくのには欠かせませんよね。
仕事のデザイン制作ではもちろん、
趣味のミニ四駆でもPDCAを意識してやってみていて、これがまた面白いんですよ。
そんな事をやっていたら聞こえてきた。
“PDCAサイクルは古い”
…
嘘だ!俺のミニ四駆はPDCAサイクルで少しずつ早くなったんだ!
じゃ〜PDCAに変わる新しいものってなんだよ!!
OODA(ウーダ)ループ…?
と新しい言葉と出会いまして
PDCAとは何かを振り返ってみて、
OODAループとはなんぞや?と
それぞれの比較もまとめていこうと思います!
目次
PDCAサイクルってなに?
PDCAとは、Plan(計画)Do(実行)Check(評価)Action(改善)の頭文字を取ったものですね。
計画→実行→評価→改善のサイクルを繰り返し行うことで、継続的な業務の改善を促していく技法です。
ではその4つのステップを見ていきましょう。
Plan(計画)
Plan(計画)では、目標を設定し、それを達成するための実行計画を策定します。
目標やアクションプランの設定は、PDCAを回す際のスタート地点になるもの。
数字で把握できる指標を積極的に用いるなどして、誰が見ても分かりやすく、具体性のある目標やアクションプランを設定することが重要です。
Do(実行)
Do(実行)では、計画通りに行い、実行記録を残すという点を意識しましょう。
実行計画を立案したら、その計画に基づいて行動(Do)します。
実行する際は時間を測ったり数値を記録したりするなどして、行動のログを残しましょう。
記録を見直すと、行動の振り返りや分析、改善策の検討が可能になります。
Check(評価)
Check(評価)では、目標達成の度合いと、行動の分析を意識しましょう。
実行の結果を検証(Check)します。
「実行結果は最初に設定した目標に届いているか」「目標に対してどのくらいの達成度になったか」などを、具体的な数値を用いて定量的に測定するのです。
これにより客観的に分析できます。
計画どおりに進んだら「何が成功のポイントになったか」、計画どおりに進まなかったら「何が原因なのか」を見直しましょう。
Action(改善)
Action(改善) は、Do(実行)とそれに対する評価をもとに行います。
ここでは成功や失敗の要因を分けることと、要因の取捨選択が大切です。
検証結果を受けて、今後どのような改善が必要かを検討するのがAction(改善)のステップです。
よりよい結果を出すにはどの部分を強化すればよいのか、うまくいかなかった部分にはどのような改善策が必要か、などを具体的に考えていきます。
次サイクルのPlanを意識して考えることも必要です。
OODAループってなに?
OODAループとは、ウーダループと読むんですって。Oops.
Observe(観察)Orient(状況判断/方針決定)Decide(意思決定)Act(行動)
の頭文字を取ったものです。
この4つのステップで行われる問題解決の技法です。
PDCAと同じような印象ですが…ステップごとにみていきましょう!
Observe(観察)
Observeとは、固定概念に固執せず、自分以外の外部状況に関する情報を収集する段階のことで観察や監視と訳される言葉です。
Observeでは、まず対象を観察します。見ます。
これは、既存の品質管理の方法やその他業務活動を観察し、問題の発見やデータ収集を行うためのプロセスです。
オブザーバー(観察者)となって必要な情報を集めます。
既存の品質管理や市場、競合などをしっかりと観察し、正確なデータを観察しますOODAループはこの「生きたデータ」の観察から始まります。
Orient(状況判断/方針決定)
Orientとは、Observeの段階で収集したデータをもとに「判断価値を含んだインフォメーション」として生成する段階のこと。
「仮説構築」に言い換えるとイメージしやすいです。
集めた情報を統合して分析し、自身が置かれている状況を判断したうえで戦略の方向性を定めます。
Decide(意思決定)
Decideとは、Orient(情勢への適応)で判断した内容をもとに、行動を具体化するための手段を選択すること。
意思を決めていくには
- 自分もしくは組織がどうなりたいのか確認する
- 1に対する選択肢をリストアップする
- 1と2を照らし合わせ、最も効果的と思われる方針・計画を策定する
これらのプロセスを踏み、OODAループの最終段階「Action(行動・改善)」につなげるのです。
Act(行動)
Decide(意思決定)で採択された方針に基づいて、実際の行動に移ります。
行動しながら状況を随時確認し、迷った場合や状態が変化した場合はObserve(観察)に戻ってOODAループを繰り返します。
結果に一喜一憂せず、次のOODAループに繋げていくことが重要です。
古い?新しい?PDCAが悪いとは言ってなかった
PDCAサイクルとOODAループとはなんなのかをまとめて振り返ってみました。
PDCAは古いと言われましたが、悪いものとは言われていませんでした。
古いかもしれませんが昔から変わらない良い技法です。
4つのステップと改善していく方向は同じですが、それぞれ違って、それぞれ良い気がします。
それぞれのメリットとデメリット洗い出して比較してみます!
PDCAサイクルのメリット/デメリット
メリット
- 目標達成に必要な能力が向上する
- 現状の課題や問題点、不足がクリアになる
- 経験から学ぶ力を身に付けられる
デメリット
- 改善するには時間がかかる
- 前例主義が多い点
- PDCAサイクルが目的化されてしまう
働くうえで必要な自主性や応用力が身に付くといったメリットがある一方、「改善に時間がかかる」「前例主義になりがち」といったデメリットがあるようです。
OODAループのメリット/デメリット
メリット
- 状況の変化に強い
- 現場の状況に合わせて臨機応変に対応できる
デメリット
- チーム内での統制が難しい
- 情報収集や判断が疎かになりやすい
OODAはあくまでも現場が起点。状況の変化に応じて早いスタート、都度の修正が可能です。
スピード感が求められる反面、情報収集や判断が疎かになりやすいといったデメリットも潜んでいるのです。
まとめ
PDCAサイクルははどっしりと構えて時間をかけて回していく。
対してOODAループは機転を利かせて小回りできる技法のように感じます。
どちらも正しく活用すれば良い機構的になっています。
活用するシチュエーションに合わせて使い分けていくことが良いですね。
例えば
- 運用案件にPDCAを活用して、実務の各セクションでOODAを活用する。
- 企業やチームのスキルアップ方法にPDCAを活用する、個人の取組方法にOODAを活用する。
大きな流れをPDCAで計画して、PDCAの各セクション内でOODAの考え方で対応していく事で、より一層効率的に改善されて、精度が増していきそうです!
PDCAサイクルもOODAループもガンガン回していきましょう!