仙台市社会福祉協議会

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  • WordPress

宮城県仙台市の社会福祉協議会である「仙台市社会福祉協議会」のウェブサイトリニューアルを担当いたしました。

本サイトは、皆さまにとってアクセスしやすく、情報が見つけやすいよう設計されています。特に、アクセシビリティの向上に重点を置き、誰もが利用しやすい構造を追求しています。

リニューアルのポイント

1, 計2000ページを利用者目線で総整理

本サイトはリニュアル時点では2000を超えるページ数が存在したため、移行するページ等を厳選。
さらには「社協って?」「相談・利用したい」「参加・協力したい」「活動を知りたい」といった4つの大カテゴリーに分け、利用者目線で情報を総整理しています。

また、「こちらのページをお探しではありませんか?」というコンテンツをトップページのメインビジュアルすぐ下に設け、アクセス頻度の高いページに素早くたどり着けるよう配慮しています。

旧URLから新しいページへ自動的に転送するリダイレクト処理を実施し、従来のユーザーが迷わない工夫を施しています。

2, アクセシビリティ「JIS X 8341-3」のレベルAA

本サイトは「JIS X 8341-3」のレベルAAを達成するため、デジタル庁やウェブアクセシビリティ基盤委員会のガイドラインに基づき、徹底したアクセシビリティ対策を実施しました。

アクセシビリティ閲覧を手助けする補助ページやアクセシビリティの試験実施など、年齢や障がいの有無にかかわらず誰もがアクセス・閲覧できるよう配慮しています。

さらに、構造化データや適切なHTMLマークアップを使用し、マシンリーダブル対応を強化しました。これにより、検索エンジンやスクリーンリーダーを使用するユーザーにも、正確でわかりやすい情報提供を実現しています。

3, より見やすいデザインとスマートフォンへの対応

緑を基調としたシンプルで温かみのあるデザインを採用し、統一感と視認性を向上させました。また、リンクにボタンデザインを採用し、ファイルリンクにはアイコンを追加するなど、視覚的にも分かりやすい工夫を施しています。

さらに、従来はスマートフォン非対応だったサイトを、今回のリニューアルでレスポンシブデザイン(画面サイズに応じて内容が自動調整されるデザイン)に刷新。パソコン、スマートフォン、タブレットなど、さまざまなデバイスで快適に利用できるようになりました。リンクのタップ間隔や指での操作性にも配慮しています。

4, 閲覧速度の最適化とセキュリティ強化

約10年前から運用されていた旧サイトは、SSL未対応や古いWordPressバージョンの使用など、セキュリティ面での懸念がありました。今回のリニューアルでは、セキュリティの高い法人サーバーへの移管やWordPressの最新バージョンへの移行を行い、セキュリティを強化しました。

また、サーバーのスペックに依存しない速度改善を実施。WordPressのアップデートを自動化し、常に最新の状態を保つ運用を採用しました。アップデートによるサイト崩壊リスクを軽減するため、汎用的かつ破壊に強い記述を採用しています。

さらに、Googleが提唱するコアウェブバイタル(Core Web Vitals)への対応を実施し、ページの読み込み速度、操作性、視覚安定性を向上させる施策を取り入れました。

5, 運用方法の最適化

「紙で確認する作業を減らしたい」という社協職員様のご要望に応え、更新フローの見直しやアカウント権限設定を行いました。

本サイトではWordPressのブロックエディターを利用し、ほとんどのページをコードを書くことなく職員が簡単に更新できる仕組みを構築。さらに、職員専用の独自WordPressマニュアルサイトを作成し、最新マニュアルを簡単に参照できる環境を整えました。

加えて、アカウント権限ごとに操作できる機能を制限するなどし、誤ってページを公開してしまうリスクを最小限に抑えています。

Writer:Yuya Tanaka (Director)

サイトURLhttps://www.shakyo-sendai.or.jp/
業界・業種福祉
クライアント仙台市社会福祉協議会
代理店株式会社ビー・プロ
担当範囲・担当者
企画設計
Yuya Tanaka / Takanori Fukami
ディレクション
Yuya Tanaka
デザイン
Chie Imada / Shujiro Ito
コーディング
Takashi Miura
開発・構築
Takashi Miura / Yuya Tanaka