【堅苦しく考えない】ビジネスマナーの本質と普段から気にしたいポイント
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「ビジネスマナー」。私の苦手な言葉です。
私自身これまでは、「最悪こうしなければいいでしょ」というようなタブーさえ抑えておけばいいんじゃないか?と社会人に付いて回るこの言葉を見て見ぬふりをしながら生きてきました。
この業界に携わって謂わば「中堅」という立場になったのもあり、改めてビジネスマナー研修に取り組みました。
そこで実感したのが「そんなに堅苦しく考えるな」ということでした。
言葉遣いや名刺の渡し方、座る場所など多岐に渡るビジネスマナーですが、一旦小難しいことは置いといて、私が心に留めておきたいと感じた考え方を共有したいと思います。
目次
そもそもビジネスマナーはなぜ必要なのか?
そもそもビジネスマナーはなぜあるのか?
ビジネスマナーとは、コミュニケーションを円滑にするための対人スキルです。
「コミュニケーションを円滑にする」というのは簡単に言うと「不愉快な感情を抱かせない」「迷惑をかけない」「相手の立場になって考える」ということです。
それを踏まえた上で、下記3つの本質となる要素を知るだけで、ビジネスマナーに対するハードルが一気に下がります。
ビジネスマナー3つの要素:「心」「言葉」「行動」
相手の立場になって考える「心」を持ち、それを「言葉」と「行動」で表現することがビジネスマナーの本質的な考え方です。
しかし、これを意識せずに実践できる人は意外に少ないものです。
ビジネスマナーは、意識的に実践することが必要であり、自身がクライアントに期待するように、クライアントも同様に何かを自分に(会社に)期待しているということを”自覚する“ことが大切です。
ベースとなるビジネスマナーに加え、私たちのWeb業界を例に言うのであれば、「ディレクションの明確さ」「デザインの認識の一致」「コーディングの品質」など、これらがクライアントへの感動を生む要因であることに”気付く“ことも重要です。
コミュニケーションスキルの向上がビジネスマナー向上への鍵
プロジェクトを円滑に進め成功を収めるためには、仕事に捕らわれない良好な人間関係を築き、円滑にコミュニケーションをとる能力は非常に重要な要素です。円滑なコミュニケーションを築こうとする意識が、結果的にビジネスマナー向上へと繋がります。
そこで今回は、「とりあえずここを理解しておけば大丈夫!なコミュニケーションスキル」の向上に役立つポイントをまとめました。
下記のポイントさえ抑えれば、ビジネスマナーの本質を抑えることができます。
1.良好な人間関係構築のために
批判を避ける
まずお伝えしたいのは、会社や同僚、上司に対する批判を避けることです。
確かに、時には不満や批判的な意見が湧き上がることはあるでしょう。しかし、それらを口に出すと、何らかのルートで必ず相手の耳に入ります。その結果、不信感を生むことにつながります。これは、自分自身やチーム全体の士気を下げないためにも非常に有効です。
思うことはあっても、アンガーマネジメントの講習を受講したり(正に自分がそうでした)、感情をコントロールする方法を学ぶことが大切です。
会社を客観的に考える
会社組織に対する見解は、主観的でなく客観的に考えることが重要です。
会社に属するひとりとして、客観的な意見を述べるべきです。個人の主観に捉われず、広い視野で物事を見ることが、協力と理解を促進します。
自分の立場を理解する
自身の立場を正しく理解することも、良好な人間関係を築くために不可欠です。会社組織の一員として、個人的な立場にこだわりすぎず、一定の距離感とけじめを持つことが必要です。他の人々との協力や共感を通じて、円滑なコミュニケーションを実現しましょう。
素直に受け入れる
何かを指摘された際、反論せずに素直に受け入れることは、コミュニケーションスキルを高める上で大切な要素です。”でも”や”だって”といった言葉を使わずに、指摘されたことに対して真摯に向き合いましょう。これによって、対話が円滑に進行し、信頼感が築かれます。
2.良好なチームワークのために
お互いを補完し合う
「チームワーク」は、ビジネスで成功を収めるために不可欠です。
お互いの相乗効果を高めるために、自分や自分の部署のことだけに固執せず、常に全体を意識しましょう。
重要なのは、”好かれる”だけではなく、”信頼”を築くことです。自分勝手な行動や他のメンバーに対する無理な要求は、信頼を失わせる原因となります。
心理的安全性を高める
チーム内の心理的安全性を高めることは、良好なチームワークを築くために大切です。これは、対人関係においてリスクのある行動をしても、そのチームでは安全であるという信念を持つことを意味します。
信頼を築くためには、指摘と避難の違いを理解し、相互理解を深めることが必要です。
ビジネスマナーが完璧な人なんていない
いかがでしょうか?
この記事を通じて伝えたいのは、「ビジネスマナーが完璧な人なんていない」ということです。些細な言葉遣いの間違いなどは正直誰も気にしないし、あなたの上司も完璧ではないはずです。
僕自身、完璧とは程遠い人間ですが、クリティカルな間違いさえ侵さなければ大抵のことは気にされません。
大事なのは冒頭でも説明したように、相手の立場になって考える「心」を持ち、それを「言葉」と「行動」で表現することです。
そして、それを意識する時間を増やしていき実践していくことが重要なので、ふとこの記事を思い出したときにでも実践してみてください。